マルチなはたらきをするビタミンA
ビタミンAはお肌に潤いを保持してくれるだけではありません。
新陳代謝を動きを正常にしてくれる働きもあるのです。
くわえて免疫力や抵抗力もアップ、そして脂溶性ビタミンのひとつで皮膚や粘膜を丈夫にしてくれます。さらに細菌による感染を防ぎ、ニキビの悪化もおさえ美肌を保つという、まさに肌になくてはならない栄養素。
レバーやほうれん草に豊富な栄養素
動物系のタンパク質に含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれるカロテンに分かれるビタミンAは、レバーやほうれん草などに多く含有。
肉食中心の食生活を見直し野菜や魚を均等に摂取すれば著しく不足することはないビタミンAは、野菜やお魚を意識して摂取するだけで適度に体内に取り込める栄養素です。
みなさんも一度は聞いたことがある成分「レチノール」ですが、実はこれがビタミンAのことだと言う事はご存知でしょうか。
アンチエイジング用スキンケア商品に多く含まれているレチノールは「お肌にハリを」「シワに効果あり」と魅力的に思えるキャッチフレーズですよね。年齢肌が気になる方ならなおのことでしょう。
シミに効果を期待できるレチノイン酸
最近では一般的なった成分「レチノイン酸」、これもビタミンAのことです。「ビタミンA誘導体」とも言われることも。
「レチノール」に比べると浸透力が強く、効果もレチノールの20〜30倍といわれています(50〜100倍とも)。皮膚科でシミケアをされてるほとんどの方が、この「レチノイン酸」を使用されているはずです。(同時にハイドロキノンも処方)
どちらもビタミンAである「レチノール」も「レチノイン酸」ですが、シミに対して効果があるのは「レチノイン酸」といわれています。