乾燥肌がさらに弱った肌
「乾燥」によってお肌のバリア機能が弱まってしまい、ほんのちょっとした刺激にも過敏に反応してしまう状態が「乾燥性敏感肌」です。
肌がなぜ肌トラブルを引き起こすのかというと、刺激が皮膚に入るからです。
刺激とは、乾燥や気温の変化、ダニ、ハウスダスト、雑菌などを指します。つまりこれらの刺激から内部を守るバリア機能を本来健康はお肌は持っているのですが、乾燥によりバリア機能が低下すると、とても危険な状態になります。
乾燥性敏感肌とは、皮膚のバリア機能が損なわれ乾燥し、角層細胞があれてしまっている状態。
さらに
内的原因として
・皮脂や細胞間脂質(セラミドなど)
天然保湿因子の分泌低下
・アレルギー体質
外的原因として、
・皮膚からうるおいをうばう化学洗剤などをつかう
・紙に直接触れるなど皮膚に物理的な刺激を与えたり、
皮脂を吸いとる物への接触(脂とり紙の使い過ぎなど)
・空気の乾燥など環境的要因
などがあります。
バリア機能はとても大切
さらに詳しく説明すると、皮膚のバリア機能は二つの役割を持っています。
人の体の約60%を水分と言われていますが、その水分を簡単に体外に蒸散させない機能がひとつ。
そして、もうひとつは、化学物質や細菌などが体内に皮膚を通して侵入することや、外部の刺激から体を守る機能です。
この二つの働きを“皮膚のバリア機能” と呼んでいます。
バリア機能が弱る原因はさまざま
バリア機能が乾燥によって低下した状態では、お肌がカサついたり、ヒリヒリしたり、かゆみや赤みが出てしまう事があります。健康で正常なバリア機能では、水分が保持されて外的刺激を受けにくい状態になります。
その状態を維持するために保湿ケアが重要になります。
乾燥肌の人が敏感肌になってしまう要因として、生活の変化、季節の変わり目、妊娠・出産、加齢、ストレスなどがあげられます。さらには不規則な生活、睡眠不足、栄養バランスの悪い食生活、暴飲暴食などもきっかけのひとつになりうるでしょう。
乾燥性敏感肌は生活から見直そう
乾燥肌を少しでもよくしたいなら、まずは基本的なスキンケア方法や健康管理が大切です。
このごろの乾燥肌・敏感肌の原因は、外的要因もさながら、ストレスや食生活の偏り、不規則な生活からもおこることが分かっています。
すぐに生活を変えるのは簡単ではありませんが、いまの生活を見直し、改善できるところから変えたり、ストレスと上手に付き合うなど、すこしずつ変えていくと効果が現れ始めるでしょう。
その上で、自分の肌にあったスキンケアを探していき、乾燥肌とサヨナラする日をたのしみに待ちましょう!